※古い感想に追記をした物です。
★★☆☆☆
~埋もれていかざるをえない~
2007年アメリカの眠ってはいけないエイリアン侵略映画。
病原体としてのエイリアン。姿形は変わらないが内面が別人になって行く、侵食というべき侵略を描く。
ある日、原因不明のスペースシャトル墜落事故が発生する。空中分解を起こしたシャトルの破片には、宇宙から飛来した未知のウイルスが付着しており、世界中で謎の感染症を引き起こす。ウイルスに感染すると、REM睡眠中に分泌されるホルモンをきっかけにして、人間らしい感情を失った別の何者かに変貌してしまうのだ。周りの親しい者までもが次々と感染し発症していく中で、主人公キャロルは睡魔と闘いながら、解決の鍵を握る息子を探しに行く。 <WIKIPEDIAより>
主演がニコール・キッドマンとダニエル・クレイグでなかなか豪華な布陣。
物語はテンポ良く進み、何のストレスもない。ストレスがなさ過ぎる。
スルスルと喉越しの良い素麺を食べているように難無く楽しむことが出来るので、暑苦しくないSFホラーとしては悪くない。
半面、物語に心奪われることはないだろうし、長く記憶に残るものでもない。スタイリッシュで、そこそこクオリティの高い、海外ドラマという印象。やがて埋もれて見えなくなる作品だと思う。
原作はジャック・フィニイの『盗まれた街』という小説で、今作含めて4回も映画化されている。未読だがなにか特別な魅力を持っているのだろう。
何度も映画化される原作というものは確かにあり、されない作品とどういった違いがあるのか検討してみるのもおもしろそうである。
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