2015年11月24日火曜日

ブラックブレット


☆☆☆☆
~すぐに消え去る~

ライトノベルを原作としたワンクールの深夜アニメ
題名だけメモしておいて後で感想を書こうとして数ヶ月。メモをみてもこんなの見たっけと思い出せないくらい印象が薄い。
突如現れた怪物に蹂躙されてあっという間に絶滅の危機に陥った人類。対抗するために特殊な子供と管理者のバディが構成され、そんなコンビ達が怪物と戦う世界。
主人公に盛りに盛った設定。出てくる女性はすべて自動的に惚れていく展開。なんのこだわりもなくお定まりのルールで進んでいく物語。
原作は未読だが、シチュエーションありきでそれをうまく繋げられていないのではないか。感情も状況もバラバラのまま話が進んでいく。小説だと読者の思い入れと想像力でカバーできていた苦しい部分が、映像化によって白日の下にさらされてしまった。つまり、もともと映像化に向いていなかった脚本をうまい丸め込みなしにアニメにしてしまったということで、幸せな作品になりそこなったのだと思う。
無理矢理残酷な展開を入れる趣味の悪さも際だっており、このまま埋もれて行くだろう作品。

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