2011年8月7日日曜日

ライアーゲーム ~ザ・ファイナルステージ~

★★☆☆☆
~決勝戦を劇場で~

テレビドラマを2シーズンこなした果てに最終エピソードを劇場版で公開。自分もテレビドラマを一通り楽しんでいたが、映画館に足を運ぶほどではなくテレビ放送で視聴した。
こういったいわゆる劇場版商法は、これまでの時間を人質に取られたみたいで反発したくなる。なにか納得いかず卑怯なんて言葉も浮かぶが、おそらく突然告知するのが阿漕だと感じるのだ。最後の最後でそれまで説明の無かった料金を求められるのは、とても詐欺っぽい。フェアじゃない。
テレビ放送で一応完結してくれていれば、さらなるコンテンツの登場を喜べるだろうが、今作は見事にテレビ版は中途半端。これまでの戦いの決勝戦を映画でやるというのだから何を言われても仕方がない。最後を豪華に締めくくってくれて嬉しいという人もいるだろう。自分にも多少その気持ちがある。
公開当時は見に行かず、先頃のテレビ放送でやっと視聴した。
もともとテレビ版も編集にこってあれこれ手を尽くしていたので、映画だから何が豪華と言うこともなく、そのままのクオリティ、そのままのテンション。納得のいかないところ、つじつまが合わないところを展開の早さで煙に巻き、うまく興味を持続させていく。
見事だなと思う。映画の流れに身を任せるのが気持ちよい。ごちゃごちゃ考えず、ややこしいトリックはああそうなんだで流してしまうのが楽しみ方だろう。
お金を払ってみるかというと、やはり少し物足りないが、ドラマの延長としてテレビで見る分には完結編として十二分に楽しむことが出来た。

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